マンションの杭打ち工事のデータ改ざんの問題の影響で今後、マンション離れという流れが出てくる可能性があります。
今回問題になった企業だけでなく、その他の企業でも杭打ち工事のデータ改ざんが行われていたことが分かった今、「どのマンションも不安」という購入希望者の気持ちが出てきているはずです。
マンションの場合、このような問題が浮上したとき、仮にも今回のように「建て替えます!」となっても、自分ひとりの気持ちだけでOK・NGが決められません。
でももしこれが一軒家であれば、自分の意思で建て替えるか否かを決めることができます。 もちろん家の傾きのトラブルであれば、当社にて数百万円で直すことができます。
だったら、一軒家のほうが万が一のトラブルの際のリスクが少ないのではないか?という方向性になっていくかもしれません。
でもまだ、これから建設されるマンションのほうは「こんなことがあった後だから、きちんと建てているよね」という考え方もできるので、まったく売れなくなるということはないと思います。
しかしこれが、中古マンションとなったらどうでしょうか。
「もしかしたら」と考えると、杭なんて見えない部分だけに、不安になる方が多いのではないでしょうか? そうなると、中古マンションとして売るときの資産価値が下がってしまいますし、売り手側としてはなかなか売れなくなってしまうので困ってしまいます。
今回の話は、今後のマンションの動向にも、いろいろな方向で影響を与えそうです。