中古物件をターゲットにして探し、購入金額をリーズナブルに押さえて自分色にリフォームして住むというスタイルが、にわかに流行っているそうです。
この場合、購入金額とリフォームにかかる金額を足して総額で見ても、新築よりも安価であるという理由を第一のメリットとして掲げるケースが多く、その次に、駅から近いとか静かであるなど、自分の思う理想的な住環境を、中古物件をターゲットにすることで見つけやすくするというメリットを考えているケースが一般的です。
メリットを考えると、流行っている理由も分かる気がします。
特に都市部は、新築が高いですし、もう土地もそうそう空いていない状況ですから、住環境を考えると、新築だけでなく中古もターゲットに入れた方が選択肢が広がります。
でもこの時に気を付けていただきたいのが、家の傾きです。
中古物件は前のオーナーが住んでいる間に地盤沈下が起こって家が傾いているということがあります。
それを知らずに購入してしまうと、のちのち、予定にない地盤沈下修正工事費用が必要になり、予算が大幅に狂ってしまうという事態も!
家が傾いている中古物件を購入してはいけないというお話ではありません。
傾いている=地盤沈下修正工事が必要かもしれないというお話なので、その分を購入金額から交渉すればよいのです。
建物自体も修復が必要なケースもあるので、それについても話し合えばよいのです。