先日のこちらのブログで、住宅瑕疵担保履行法のお話をご紹介させていただきまして、6/ 1000以上の傾斜がないと、家の傾き工事に関する費用は、保証されないというお話をさせていただきました。
それを踏まえて当社では、新築戸建て物件を購入される方々、もしくは既に購入済みの方も含めて、お願いしたいことがあります。
マンションと異なり戸建て住宅購入の場合、さまざまなメンテナンスの費用をしっかり考えて用意しておかなければならないと、よく言うと思います。
一番代表的なものは、壁の塗り替えでしょうか。
ごくごくポピュラーなものですと、10年に一度の塗り替えが必要です。
坪数や階数によって、金額は大きく変わりますが、大体100万円~200万円ぐらいはかかるはずです。
このような費用を、購入時から貯蓄でとっておく人、10年間かけてマンションの修繕積立金のようなニュアンスで、貯金をコツコツ溜めていく人と、スタイルは違っても用意すると思います。
それと同じ感覚で、万が一の時のために、家の傾きが起こってしまった時の費用というものも、メンテナンス費用の一部と考えてご用意いただきたいのです。
というのも実は、日本中の三分の二の戸建てに傾きがあるといわれています。
つまり傾きがない家の方が、少ないのです。
それだけ一般的に起こりえるものなので、万が一傾いてしまった時のことを考えて、数百万の予算をプールしておいて欲しいのです。
また、壁の塗り替えなどと異なり、家の傾きはいつ起こるかわかりません。
そう考えると購入時に貯蓄で、ある程度はとっておくことが理想です。