支持杭を圧入する工法ではなく、基礎の下に樹脂を注入するという工法を取り入れている企業もあり、この工法は、当社が行っているものとはまったく違う方法ですというお話は、以前にもさせていただきました。
その影響からか、お問い合わせをいただく際、その他社様の工法についても当社に質問されるお客様が増えました。
そこで当社としての考えを、今回はまとめてみました。
基礎の下に樹脂を注入するという工法、実はこれ自体が「ダメ」といっているわけではないのです。
当社の見解としては、こちらの工法は、どちらかというと応急処置的なものであると考えており、大がかりな工事ができない、工期をそんなに取れないという、店舗や工場などの傾きに向いていると思っています。 特に、精密機械などを扱う工場などでは、樹脂を注入する工法が大変便利だと聞いています。
再沈下をしてもまた注入すればOKという考えのもと、事業者が依頼する工法という印象です。
つまり再沈下のリスクを考えると、一般住宅には不向きと感じるのと、当然、応急処置的なものなので保証がないわけで、その点がお客様のことを思うと、不安要素であるかなと感じています。
当社は、創業から5000件以上の家の傾き工事を行っておりますが、再沈下してしまった事例は、たったの1件です。
更には保証制度がありますので、お客様には安心していただけると確信しております。