先日、お客様からあるご相談を受けました。
今住んでいる一軒家を、ご事情があり賃貸に出したいというお話でした。
賃貸のご相談と当社の仕事、最初は何の関係があるのかと分かりませんでしたが、お話を聞き進めていきますと、実は自宅が傾いているような気がするのだそうです。
最初は賃貸に出すのだから、ちょっと傾いているぐらい気にしないで貸し出してしまえばよいかと思ったそうなのですが、実際のところ、どう思われますか?というご質問でした。
正直当社は賃貸専門の不動産業者ではないので、ちょっと付き合いのある業者に聞いてみました。
もちろん、そのままの状況でも貸すことができないわけではありませんが、基本的にその傾きに大家さんが気が付いている場合、説明義務があるそうです。(気が付いていない場合は説明できませんので、義務はないそうです)
つまり今回の場合は、それを説明した上で入居者を見つけなければならない。
つまり入居者が決まらない可能性も否定できないということでした。
もしくは、極端な家賃交渉をされるという話も考えられると不動産業者は話していました。
それを踏まえまして当社としましては、おそらく今、家主様が気が付いているレベルの傾きがあるということは、その傾きに入居者様もすぐに気が付くであろう。
もしくは内見の際に、あっという間に気が付いてしまう可能性もある。
つまり、説明義務云々というよりは、このまま賃貸に出すのであれば、説明してもしなくても同じ結果になるというお話をさせていただきました。
また、入居後にトラブルになるのはとても面倒な話でもありますし、家賃交渉をされるのも、長期的な目で見ると大きな損出になります。
入居者が決まらないとなれば、なおさら損出額は数か月であっという間に膨らみます。
つまり賃貸に出す前に傾きを直すか、上物の建物を建て替えるかしないと、厳しいのではないかと推測できるとお伝えしました。
もちろん建て替えとなると、かなりの金額がかかります。
当社で家の傾き工事をするのであれば、数百万で解決できます。
工事金額は、実際に現場調査をさせていただきませんと正確な数字は出ませんが、おそらく坪数から考えて、建て替えよりは安価で解決できますとお話ししました。
ご相談いただきましたお客様は、気になっていたことがすっかり解決されたとおっしゃっており、当社での工事を今、前向きに検討していただいております。
ご自宅を賃貸にとお考えの方や、今賃貸に出している物件の傾きが気になる方は、一度傾きチェックをされることをおすすめいたします。