東京オリンピックに向けて今、幹線道路や自動車専用道路などの建設や工事ラッシュとなっている日本。
特に都心部では、かなり激しくなってきています。
先日、仕事の関係で伺った地域も、大きな工事をしておりました。
東京中心部と八王子をつなぐという意味で作られた東八道路ですが、長年その道路は途中で寸断されている状況になっておりました。
その道路の工事が今、着々と進んでおりました。
また同じエリアなのですが、東京外かく環状道路(一般的には外環道路と呼ばれています)の大泉から先、中央道や東名高速に向けたエリアの工事も、東京オリンピックが決まって突然計画が始動し、始まったそうです。
この東京外かく環状道路の計画は、確かにもともとあったものではありましたが、場所が場所だけにさすがに実現は数十年先とされていて、地元の方の話によると、「半ば将来的にも実現は不可能な計画で、道路が完成することはないのではないかと思っていた」とのことでした。
このような実現できるのか?というような道路工事計画があっさり始動していくあたりが、オリンピック効果といえるでしょう。
確かに今、特に都心部では車が増えたことによる渋滞問題が深刻化していますので、オリンピック効果で道路がつくられていくというのは渋滞緩和にもつながりますし、生活をしていく上でも大変便利になります。
当社も、日本全国さまざまな場所でお仕事をさせていただいておりますし、お見積もりに伺う際も、実際の工事となって職人が伺う際も車での移動が多いだけに、道路が充実していくということは、とてもありがたいお話です。
しかしその反面、大きな道路が建設されていくということはその周囲で地盤沈下が起こる可能性も高く、オリンピックに起因する道路工事が多くなっていくということは、ご自宅が傾いてしまったという方々が増えるのではないかという懸念もあります。
前にもお話をしましたが、当社も昔から自動車専用道路の工事が原因となった家の傾き工事の依頼を、道路工事を手掛けたデベロッパー様や自治体・国などから数多くお受けして、担当させていただいてまいりました。
つまり道路工事によって家が傾いてしまうという事態は、大変一般的なことでよくあるお話なのです。
便利のなるのは嬉しいことですが、それによって起こる障害もあります。
とはいえ、計画道路を中止することはまず皆無です。
もしご自宅周辺で道路工事計画があるようでしたら、工事後の家の傾きには注意をされた方がよろしいかと思います。